フットワーク(ステップ)の基本とやり方

ボクシングのフットワーク(ステップ)の基本がしっかりできていますか?
リング上を前後、左右に軽快に動けるようになることは、ボクシングの試合で勝ためには必要不可欠な技術ですね。

 

 

そんなフットワーク(ステップワーク)の基本は、前後のステップです。
前へのやり方は、相手に近づく時やパンチを打つ前の予備動作として使い、基本は自分の進む方向の足が先に動き、その後に逆側の足を引きつけるようにします。

 

 

後ろへは、相手の距離をとったりパンチをかわす際に使い、やり方は後ろの足を素早く引き、前の足を引きつけるようにします。
ただし、気をつけてなければいけないのは、動き終わった後に構えやスタンスが変わらないようにしましょう。

 

 

また、左右のステップも前後と同じやり方です。
右に動く場合は、進む方向の右足を横に先に移動させ、その後にもう一方の左足を引きつけます。左に動く場合は横に左足を出し、その後に右足を引きつけるようにします。
相手のパンチを避ける時や、ボディへのフックなどを打つ時に使うと良いでしょう。

 

 

加えて、右に移動する場合は右から左足の順番で足を移送出せるのが基本ですが、より素早く移動させるには、左足を先にステップさせて動かし、それを利用して右に移動するクイックステップというフットワークのテクニックもあります。

 

 

これは、まず左足を移動方向とは逆に動かし、重心を一瞬だけ進行歩行とは反対に移動させ、その重心移動の反動を利用して、一気に進行方向にステップします。
これば実際のボクシングの試合でも頻繁に使われる実践的なステップです。

 

 

更に、攻撃でも防御にも使えるフットワークが、前後左右に動くのではなく、相手を中心に回るように動くターンです。
ロープに追い詰められた際に相手と入れ代わったりなど、終始有利なポジションで戦う為に欠かせないフットワークです。

 

 

このやり方は、前足のつま先をコンパスの軸のように使い、後ろ足を45度から90度の角度の範囲内で円を描くように移動させます。
このターンステップのコツは、足のつま先を地面に強く押し付けて素早く動くことです。

 

 

ですが、つま先の押しつけが弱いと重心が浮いてしまい、相手のパンチの対応が遅れてしまので、タバコをもみ消す様につま先を地面に強く押し付けて、重心を浮かさないように移動するようにしましょう。

 

 

いずれにいしても、常に相手との距離を測って、体勢を崩さないですり足で動き回ることです、
これがフットワーク(ステップ)の基本の動きです。

 

なお、この東洋太平洋スーパーフェザー級王座 三谷大和監修のボクシング上達プログラムDVDでは、体重移動をうまく使ったステップを行うために、段階的に分かりやすく解説してあります。

初心者にありがちな跳ねるようなステップや、両足を付けてステップするべた足等を正し、実戦で無意識に不自由なく行うためのフットワークの基礎をしっかり固めることが出来ます。

 

更に、前後ステップのテクニックには、ステップ中に上手に休むことができスタミナ不足を改善出来たり、コーナーで強くなる三角ステップ、相手の攻撃を巧みにかわせる四角ステップ、一瞬相手の視界からそれるようにずれて逆回りする際等に使われる、ツイストステップなどの練習方法も紹介してあり、攻撃や防御の両面で使える様々なステップワークのテクニックが習得出来ることで、強さと上手さを兼ね備なえたボクサーになれるでしょう。

 

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