DVDの収録内容と感想

元・東洋太平洋スーパーフェザー級王座 三谷大和監修のボクシング上達プログラムDVDの収録内容と感想をまとめました。

 

 

三谷大和監修のボクシング上達プログラムDVDの収録内容は、ボクサーとしての基本の構えやステップ、ジャブ、ストレート、フックなど重要な攻撃テクニックなど、初心者が身につけておきたい基礎的な内容から、実戦ですぐに使えるテクニックまでを体系的に学ぶことができます。

 

更に、試合での駆け引き、間合い、カウンターテクニック、目線の用い方、鍛え方など上級者向けの細かいスキルまで網羅されています。

 

 

DVD1の収録内容

 

ボクシングの構え方
ボクシングの右利き、左利きの構え方、拳の握り方、正しい構えが身につくボクサー屈伸の練習など、悪い例なども交えて解説してあります。

 

ジャブ

左ジャブのやり方、初心者に適した練習方法など。

 

ステップ
基本のボクサ―歩行、ステップのポイントや前に行く時は前足を上げ、後ろ足で地面を蹴るなどのコツ等。
悪い例なども交えて初心者でも分かりやすいように解説してあります。

 

前後ステップ
前後の連続ステップの練習など。

 

三角ステップ

二等辺三角形に沿ってステップする練習
これで相手をコーナーに追い詰めた時に、足を入れ替えてターンする動きをマスター出来ます。

 

四角ステップ
長方形を描くようにステップすることで、左右の動きの練習になります。

 

ツイストステップ
股関節を開く感じで行うステップ練習です。
試合で相手と向き合っている時に、一瞬ずらして逆回りする時に使います。

 

ストレート
打ち方のコツが学べます。
相手にダメージを与える指の握り方や最初から拳を相手に向けておくなど。

 

フック

左フックの打ち方、コツ、腕の角度は90度など押さえてくべきポイントが解説してあります。

 

ワンツー
複数のパンチを組み合わせ、連続した攻撃をコンビネーションブローと言いますが、その中でも左ストレートと右ストレートと繰り出すワンツーの打ち方や、そのコツ(足の回し方など)が学べます。

 

アッパー
下を向いている構えている相手を、下から突き上げるパンチであるアッパーの打ち方やコツ、悪い例なども交えて解説してあります。

 

ボディーブロー
青手の横腹を遠心力を使って打つパンチがボディブローになり、左右での打ち方やそのコツ、体重移動のやり方、注意点など。

 

 

 

DVD2の収録内容

 

コンビネーション
接近戦のストレートとボディとフックを使ったコンビネーションが学べます。

 

ディフェンス

ダッキング

膝を曲げて上体を上下に曲げながら相手のパンチをかわしていく防御テクニックであるダッキングのやり方やコツなど。
上下動の反動を利用して攻撃に移ることもでき、正面で相手を捉えることも出来るなど反撃での利点も多いので、しっかりマスターすべきでしょう。

 

クリンチ
クリンチほどきの方法から、ダメージを受けないホールドのやり方など。

 

パーリング
相手の手を払ってパンチの軌道を変えるのがパーリングになり、そのコツや練習方法など。

 

ストッピング
相手のパンチをブロックして止めて、すぐにリターンして打つのがストッピングになります。
ブロックする際に相手に力負けしない手の角度や位置などのコツや、やり方が分かります。

 

ステッピング

ステップで相手のパンチを外すのがステッピング。
距離感が大切になり、相手の癖を見抜く為の見るべき身体の部分や練習方法などが解説してあります。

 

スウェーバック
相手のパンチを後ろにのけ反って避ける防御テクニックになり、その際に何故左手を下げるかなど、やり方やそのコツ、練習方法、反撃のやり方など。

 

ブロッキング
自分の身体を使って相手が打ってきたパンチの威力を軽減させるのがブロッキングで、全てのパンチから身を守る防御の基本です。
サイドからのパンチにはくの字ブロック、真っ直ぐきたパンチには、エビのように一瞬腰を引くステップを使ったやり方など。

 

間合い
相手と1メートルの間合いを保つ練習など。

 

カウンター

相手のパンチの打ち終わりに打つパンチになります。
その練習方法や注意点、相手より少し上に立ち上から下への力を利用するなど、より相手にダメージを与えるカウンターの打ち方のコツや、クリーンヒットをさせ相手にダメージを与える為の狙う位置などが分かります。

 

その他、フックを使ったものやクロスカウンターのやり方が学べます。

 

目線
ここを打つと言うのが目線に出るので、そこを悟られないように何処に目線を置けばいいのか、実践を通して解説してあります。

 

サンドバックの打ち方
サンドバックは正しいフォームを習得したり、正確にヒットさせて、尚且つパンチの威力を向上させる効果があります。
更に、サンドバックを仮想の相手とみたてて練習するのも非常に有効で、相手のパンチを外しながら打つ練習方法など、ワンツー、フックの打ち方が説明してあります

 

 

 

以上が元・東洋太平洋スーパーフェザー級王座 三谷大和監修のボクシング上達プログラムDVDの収録内容です。
また、実際にDVDを見た感想ですが、映像も鮮明で、音声も聞き取りやすく、実演での動きを交えた動画解説なので文字だけでは伝わりづらい微妙なニュアンスも直感的に分かるので、初心者からでも理解しやすいように感じました。

 

 

そして、アマチュアならクリーンヒットがポイントの重点であるのに対し、プロならダメージの大きさが問題になますね。
ですが、アマでもプロを目指すにしても、フットワークや基本的なパンチ、防御などを習得できていない選手に、ボクシングの上達はないでしょう。

 

 

初期の段階で基本となる動きを徹底的に体で覚え込ませ、トレーニングや実戦練習でも、頭を使って、相手との駆け引きを覚え、自分なりの工夫をしていくことで強くなれると思うのです。
そして、三谷さんもDVDの映像の中で言っていますが、ボクシングに大切なのは、勝つコツとヒントです。

 

 

角度を変えて拳を向けて見たり、インとアウトの攻撃をして見たり、目のフェイントなどを使うなど、勝率をあげるヒントが盛りだくさんです。
また単に強くなるためだけの技術でなく、正しい体の使い方を教えてくれるので怪我のリスクも低くなるので、長くボクシングを続けたい、強くなりたいなら、一度参考にしても損はないでしょう。

 

テクニックで勝てる強いボクサーになる為の理論的練習法