防御の種類と長所、短所

ボクシングの防御には、これまで紹介してきた打たせるものとかわす防御の2種類があります。

 

ですが、それぞれ長所と短所があるので、試合に生かすためにもそれぞれの特徴を理解しておくことが必要です。

 

防御の種類

まず、打たせる防御は、グローブや腕で相手のパンチを受けてダメージを防ぐというもので、ブロッキングなどがあります。

 

 

長所は、体勢を大きく崩すことなく防御できる点です。相手のパンチの種類や距離などに関係なく使えます。ただ、相手にしてみれば自分のリズムや体勢を崩すことなく打てるので、連打されやすいという短所があります。

 

一方、かわす防御は、パーリング、ヘッドスリップ、ウィービング、スウエーイングなどがあり、相手のパンチをかわしたり、軌道を変えさせたりします。

 

長所は、相手のリズムや体勢を崩すことができ、連打されにくく、相手に隙ができやすいので、そこを攻撃に移れる点です。

 

 

しかし、相手のフェイントに引っ掛かったときに、体勢が大きく崩れ隙が出来てしまいますし、それだけこちらの次の攻撃が遅くなるので、素早く基本姿勢に戻ることが大切です。

 

また、アウトボクサーに多くみられますが、相手を中心に円を描くよういして移動するサークリングもあります。

 

ブロッキングなど打たせる防御で攻撃を受けっぱなしになっていると相手を調子に乗せてしまうこともあるので、かわす防御とのコンビネーションで使うなど、多くの防御のテクニックを身につけておくことが大事です。

 

 

特にストッピングは、相手のジャブなどのパンチをグローブで受けて止めブロックし、すぐにリターンしてパンチを返すので有効かと思います。

 

相手のパンチをしっかり防御出来れば、それだけ自分のパンチも当てやすくなるので、有利な試合展開にすることが可能になります。

 

試合に勝つためにはもちろん、不要なダメージを受けないためにも防御の練習を普段から徹底して行うようにしていきましょう。

 

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